看護師転職の真実

看護師紹介会社/大手病院グループ人事の経験をもとに、看護師の皆さんに役立つ就職情報をお伝えします。

【どうする?!就活】就職先選びでいつも失敗してしまう看護師さんへ!就職活動で絶対知っておくべき3つのこと


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今、看護師の資格を活かして働くことのできる職場はどんどん増えています。

たくさん選択肢があるのは良いことですが、それだけ就職先選びを失敗してしまうリスクも高くなっているということです。

 

そんな状況の中、就職した後で『こんなはずじゃなかった!』『もっと良い職場があったのでは?』と後悔しないためには、どうしたら良いのでしょうか?

 

以前、私がキャリアコンサルタントをしていた時に、担当させて頂いた看護師さんの中に、こんな方がいました。

【看護師Aさん】

  • 年齢:28才
  • 臨床経験:約5年
  • 転職回数:4回(大学病院→民間病院→クリニック→有料老人ホーム→転職活動中
  • 就職の希望条件:①日勤のみ ②高給与 ③残業なし ④人間関係が良いところ

 

 Aさんがこのままの希望条件で、就職先を決めた場合、どうなるのでしょうか?

 

…そうです。失敗する可能性が非常に高いです。なぜ失敗する可能性が高いと言えるのでしょうか。

 

なぜなら、Aさん自身が転職して、何をしたいのかが明確になっていないからです。

Aさんの希望条件は全て就業先任せの内容です。特に『人間関係が良いところ』という条件は、不確定要素が非常に高い条件です。

仮に就職した当初は、人間関係が良かったとしても、働いていく中で新しい人が入ってきたり、上司が異動になったりということは、長く働いていけば当然起こりますし、そのたびに微妙に人間関係は変わるでしょう。

もっと言えば、Aさんが就職することによってもその職場の人間関係は変わるのです。

 

転職で後悔しないために、知っておきたいことの1つめは、

①『自身自身が新しい就職先で何をしたいのかを明確にする』

 

Aさんに私は上記のことを伝え、自分の気持ちを整理してもらいました。

すると、2つの就職して将来叶えたいことが明確になりました。

(1)若いうちに、何かの分野で専門知識/技術を身につけて、将来は高給与を得られるようにキャリアアップしたい

(2)将来的は結婚して子供もほしいので、子育てをしながらでも働けるように、夜勤のない仕事に就きたい

 

どうですか?当初より目標が明確になったと思いませんか?

このように、求人情報を見る前に、まず自分の気持ちを整理しておくだけで、就職先で後悔しない確率はグンと上がります。

ココは絶対におさえておきたいポイントです。

 

さて、方向性も決まったし早速、求人情報を見てみよう…

 

ちょっと待って!

その前にどんな職場・仕事があるのか、自分が就きたい仕事の給料相場などを調べましょう。

 

②『自分がしたいことができる可能性が高い仕事は何かを知る』

看護師の資格を活かせる仕事は、昔とくらべてどんどん増えています。少子高齢化に伴い、シルバー向けサービスを行う企業などが増えたことにより、看護師の職域が拡大しているのです。

 

例えば、独居老人を見守るサービスを行うといったようなコールセンターでの仕事や、在宅ワークの保健指導の仕事なども出てきていますし、外来でも訪問診療を専門に行うようなクリニックも増えています。

 

また、希望の給与条件ラインを決めるためにも、職種や地域ごとの給与相場を知ってからでないと後悔する場合があります。

以前、神奈川県にお住まいの方で、自宅周辺の職場だけで探していて、なかなか希望の給与条件の職場が見つからず、給与条件は諦めて、近くの職場に就職された方がいました。

その方は就職したあとで、知人から隣の東京都だと給与相場が神奈川県よりも高いことを知り、悔しい思いをされたそうです。

 

すぐに求人を探し始めるのではなく、自分が希望する求人全体を俯瞰した上で、個々の求人情報を見ていくことが大切なのです。

 

③『職場見学チェックリスト』

さて、進みたい方向が決まり、職場見学や面接に行くことになったら、必ずチェックしたいポイントがあります。

以下にまとめますので、参考にしてみてください。

 

【ハード面】

☑トイレは清潔に保たれているか

☑資材室/リネン庫は整理整頓されているか

☑廊下にカートが出しっぱなしになっていないか

☑期限が過ぎている内容の張り紙や、掲示物が剥がれていたりしないか

 

【ソフト面】

 ☑職員に笑顔があるか、挨拶をしているか

☑看護師は余裕がありそうか、走っていないか

☑患者さんや利用者さんの様子はどうか(患者さんに対する看護師の受け答えはどうか)

 

 いかがでしたでしょうか。

ここまで就職先選びのコツについてお伝えしてきましたが、就職後に後悔しないための一番のポイントをお伝えします。

 

『100%自分の希望を満たす職場はないということを知る』

 

「隣の芝生は青く見える」という言葉があるように、どんなに良いと思った職場でも、働いていくうちにツラいことやイヤなことが出てきます。

ですから、就職先に期待をかけ過ぎずに、自分の叶えたいことが実現できそうなら、後は多少イヤなことがあっても大丈夫だと思える職場を選ぶことが大切です。

 

 就職先選びは誰でも失敗したくないので、色々調べたり、慎重になってしまいやすいと思いますが、一番大事なことは、あなた自身がどうありたいかを明確にすることです。

他人をコントロールすることはできませんが、自分をコントロールすることはできます。

 

近い将来、転職や就職をお考えのあなた。

この機会に一度ゆっくり自分自身と向き合ってみてはいかがでしょう。

 

【目指せママナース】子供がほしいと考える看護師さんに伝えたい3つのこと

 子供が生まれてからでは遅い?!子供がほしいと考える看護師さんに伝えたい3つのことf:id:kangotensyoku:20170502173034j:image


結婚して生活も安定してきたし、そろそろ子供がほしいなぁ。今の職場は夜勤も多いし、子供が生まれてからも働き続けるのは難しそう…

とりあえず退職して、妊活をしようかな?!

 

ちょっと待って!!

将来、子供を育てながらでも働ける職場を見つけるために、今から準備しておきたいことについて解説します。

今の職場を退職する前にしておくべきことは? 子育てがしやすい職場はどうやって探す? 産休後に子供を預ける場所は? 

ここまで知っておけば、子供が生まれても無理なく働ける理想の職場が見つかる!そんなポイントをまとめました。子供が生まれる前の看護師さんはもちろん、小さな子供がいる看護師さんも必見です!

 

  1. 今の職場は本当に退職するべき?
  2. ママナースになるために有利な転職時期があるって本当?
  3. 子育てと仕事、両立できる仕事とは?

 

今の職場は本当に退職するべき?

退職を考える前にまずは、現在の職場で出産後も働けるかどうかを検討してみましょう。

 

将来子供を産むことを前提とした転職は、実はとても難しいのです。

 

子供がいなかった時には気にしていなかった子供を産むための制度が今の職場にもあるかもしれません。

例えば病院なら院内保育所があったり、介護施設なら時短制度があるかもしれません。

また、今の部署ではとても復帰ができそうな雰囲気ではなかったとしても、実は他の部署ではママさんナースが働ける環境だったなんてこともあり得ます。

そして今の職場で産後も働き続けることを選んだ場合の一番のメリットは、『出産前から働いていること』です。

出産後に新しい職場に転職すると、子育てをしながら、職場でも新しい人間関係を作る必要があり、職場の仲間が子育てに理解を示してくれるかどうかも分かりません。

 子育てと仕事の両立は思うほど簡単ではありません。

少しでも産後の負担を軽くするために、今の職場で働き続けることも検討してみましょう。

 

ママナースになるために有利な転職時期があるって本当?

 産後も今の職場で働き続けることが難しい場合には、新しい職場を探さなければなりません。

じゃあ、とりあえず子供ができるまでは今の職場で働いて、出産前に退職しようかな?と考えた皆さん。

 

退職するのに最適なタイミングは、子供ができる前なんです!

 

出産後に仕事を探し始めても、募集情報には託児所有りと書いてあるのに、実際にはもともといる職員が優先になっていたり、すでに託児所自体が満員だったりなんてこともありえます。

また、面接担当者や管理者は子育てに理解があっても、働いてみたら同僚や先輩は快く思っていなかった、という話は良く聞きます。

たしかに反対の立場になってみれば、後から入ってきたのに、優遇されていると思うのかもしれません。

 

こんな目に合わないためにも、子供を作る前に子育て制度の充実した職場を見つけて、職場の人間関係を構築しておくことが重要です。

 

 子育てと仕事、両立できる職場とは?

 実際に子育てと仕事を両立しやすいと言われている看護師の職場にはどんなところがあるのでしょうか。

下記にピックアップしてみましたので、参考にしてみてください。

 

1. 託児所付きの病院や介護施設

託児所がある職場は、それだけで法人全体の方針として、ママナースを受け入れる意思があるということです。託児所があるということは、活躍しているママナースがいるということですし、先輩看護師の中には以前ママナースとして働いていた経験者がいる場合もあるため、ママナースの職場理解が得られやすい環境が整っている可能性が高いです。

また、託児所に預けた子供の具合が悪くなってしまった時にも、託児所の保育士さんがシフトを考慮してくれたり、職場が近いので、すぐに駆けつけられます。

良いことばかりの託児所付きですが、託児所はあるが時短制度が進んでおらず、子供を託児所に預けられるからと言って、復帰後すぐに夜勤シフトを入れられたりするところもありますので、注意が必要です。

 

2. 訪問看護ステーション

看護師の転職先としてあまり人気のない訪問看護ですが、実は育児をしながらできる仕事としては、最適なんです。

訪問看護は日勤のみで土日祝が休み。また業務内容が一件ずつ訪問していくスタイルなので、時短制度を導入しやすく、子供が急に熱を出したりした際にも、迎えに行きやすい。また、子供を預けている保育園の近くで職場を選べば、子供に何かあった時にも、安心です。※訪問範囲は事業所の半径2km以内がほとんど。

ただし、子供が産まれてから初めて訪問看護業務に就くのは、覚えることも多く、仕事に慣れるのが大変なので、あまりオススメできません。早めに環境に慣れておくことが重要です。

最後に、他の仕事と比べて平均給与が高い点も魅力のひとつです♪

 

3.コールセンター

日本の高齢化が進んできた影響で看護師さんの職域は拡がっています。

そんな中で最近増えてきた仕事のひとつで、コールセンターの仕事があります。実際どんな仕事をするかというと、名前のとおり電話で健康相談に応じたり、高齢者からの緊急通報に対応したりといった業務が多いです。

皆さんも一度は聞いたことがあるような大手企業が運営していることが多く、福利厚生も充実しています。

夜間の当直業務がありますので、出産後に就職することは難しいかもしれませんが、子供が産まれる前に働いていれば、育児時短制度を利用することできますので、無理なく育児と仕事の両立ができますので、オススメです。

 

4.在宅ワーク

看護師でも自宅にいながらできる仕事があります。例えば、企業の会社員を対象とした募保健指導や健康相談のお仕事や、看護師に向けた情報サービスを提供している会社(IT系企業や看護師向け人材紹介会社など)が募集しているライター業務などです。

これらの在宅ワークは、正社員での募集は少ないのですが、自宅にいながらできる仕事として、最近注目されています。

在宅ワークの詳細ついては、またの機会に詳しく解説していきます。

 

いかがでしたでしょうか。

まだ子供ができていない状況で、将来のことを考えることはなかなか難しいかと思いますが、事前にしっかり計画することで、子育てと仕事の両立ができる可能性が飛躍的に高まります。

 

【初めての転職】紹介会社を使わずに、自力で就職先を探す5つの方法

自力で理想の就職先を見つける方法
看護師さんが転職を考える時、求人情報を見ようとネット検索をしていると、必ず出てくる紹介会社。今回は面倒な紹介会社を通さない転職活動の方法について考えてみました。

 
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自力で理想の就職先を見つけるには?!

 

ハローワーク

就職活動の王道です。近くのハローワークまで行かないと求人情報が見れなかった昔とは違い、今ではインターネットで求人情報が見れます。近所の求人を探すなら、まずはハローワークの求人情報から見てみましょう。特に看護師さんに人気のクリニック案件は、民間の求人広告よりも求人数は多いと思います。

 

 eナースセンター

 都道府県看護協会が運営する、看護師版ハローワークです。利用には登録が必要ですが、ハローワークとは違い、看護師に特化した求人案件が集まっていて、求人情報も看護師ならではの知りたい情報が載っていたりします。

また、民間の紹介会社と同じように、キャリアコンサルタントによるサポートを受けることもできます。

 

口コミ

職場の同僚・先輩・上司からの紹介、看護師の友人から聞いた情報をもとに就職先を探す方法もあります。

しかし、口コミだけで就職先を決めるのはとてもリスクが高いので、注意しましょう。

口コミは紹介者の主観的な情報の割合が多くまた、紹介したことによる責任は軽いため、正確な情報が得られないこともあります。

また、就職した職場が自分と合わなかった場合に紹介者との関係が気まずくなるケースもあるからです。

 

求人紙(フリーペーパー・新聞折込など)

求人広告は今も根強い人気がありますが、特に求人紙はあまりオススメしません。

なぜなら、求人紙に掲載されている求人情報は、アルバイトやパートの求人情報が多く、また、派遣会社や民間紹介会社の登録勧誘広告も多いため、正職員として就職を考えるのにはあまり適していないからです。

 

WEB求人広告

登録が必要なサイトと登録しなくても求人情報が見られるサイトがあります。

<登録型サイト>

一見すると、登録しなくても求人情報が見れるような作りになっていたりしますが、実は民間紹介会社が運営したりしていることが多いので、注意が必要です。

登録型のサイトは、登録画面に誘導されたり、求人者名が非公開になっていたりするので、よく見ればすぐに分かります。

誤って登録してしまった!ということがないように注意しましょう。

<WEB求人サイト>

登録の必要はなく、自分で気になった求人に直接応募できる求人サイトです。

有名なサイトでは、『リクナビ』『とらばーゆ』『マイナビ』『en』などがあります。

中でも看護師さんにオススメなのは、『とらばーゆ看護』です。求人案件の量はそんなに多くありませんが、掲載されている求人案件の質が良く、一つひとつの情報量が多い点が魅力です。毎週しっかり更新されているので、リアルタイムの求人案件を見つけることができますが、人気求人が多いため、最新の求人情報でもすぐに埋まってしまいます。気になる求人があったら早めに問い合わせをしてみるほうが良いでしょう。

 

いかがでしたか?

紹介会社からの連絡が毎日のようにきて、うんざりしている方も多いと思いますが、

紹介会社を利用するにしても、

『自分がどうしたいのか?』
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ココさえしっかりしておけば、自力での就職活動もそんなに難しくありません。

 

手段が目的となってしまわないように、自分自身としっかり向き合うことで、自力での就職活動でも理想の就職先が見つけられるのではないでしょうか。